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2006年11月26日 (日)

三国志〈第4巻〉

三国志〈第4巻〉 Book 三国志〈第4巻〉

著者:宮城谷 昌光
販売元:文藝春秋
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 第3巻は、孫堅死ぬな、死ぬな、おおぎりぎり死ななかったか、というところで終わるので、4巻の巻頭は孫堅の死からはじまる。

「孫堅にあたったのは矢であったのか岩であったのか。この清風を感じさせる英雄はここでいのちを失った。」

 三国志の物語を読むたびに、どうして孫堅ほどの英雄がこんなはじまりのところで、こんなにつまらない死に方をしなければならないのか、いつも不思議だ。
 そのあとは、孫堅の遺児、孫策に話が移る。少年孫策と無二の友、周瑜との交流ぶりがさわやかでいい感じ。周瑜は「萌え」要素があるキャラクターに描かれていて、今後が楽しみ。

 人の材を愛する曹操は黄巾軍を武力ではなく、ことばによって下し、青州兵という強大な軍事力を手に入れるが、かけがえのない友の鮑信をうしない、夜空を見上げて、泣く。
 このさき、参謀を失うたびに、この曹操はどのような反応を見せてくれるのだろうか。

 父を殺され、徐州への遠征に向かった曹操の隙を突いて、陣宮は呂布を招き入れて謀反を起こし、曹操の本拠地エン州の八十城のうち、七十七城をまたたくまに落としてしまう。残された三城を留守を預かる荀彧、程イク、夏侯惇、そして韓浩が死守する、「三城」の章は手に汗握るほどで、読みごたえあり。

 巻末章の献帝の決死の洛陽への逃避行は、少年皇帝を護りぬいた臣下のひとりひとりについても、丁寧に触れられています。

 いよいよ、曹操大躍進。

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■内容紹介■ 曹操は黄巾軍を下し、エン州の統治を進める。一方、董卓は寵臣・呂布に [続きを読む]

受信: 2007年1月11日 (木) 10時47分

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