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2006年11月30日 (木)

文学フリマレポ

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11/12 14時ごろ

 当初の予定より、やや遅れて文学フリマに。
 秋葉原の東京都中小企業振興公社。1階と2階が会場。
 パンフレットをもらう。今日出店されているマイミクさんのブースはいちおう場所を確認していました。

 会場はすごいにぎわいです。
 まずはifさんを探す。
 白いスーツでおめかしされていたifさんは天女のごとしでした。いやほんとに、後光がさしていました。
 西荻の話などする。歌集を購入。
 そのあと4つ左隣の赤井都さんのブースにゆく。今年は豆本がおもに販売されてました。赤井さんの本はマメに買っているためか、新刊として購入したものはありませんでした。赤井さんとifさんをひきあわせる。
 puhipuhiさんのブースは、ifさんの斜め前でした。こちらも新刊として購入するものは残念ながらなし。ifさんのことはifさんのテキストサイトをとおしてご存知だったらしく、ifさんの短歌集も買われたようです。しかし、ifさんの斜め前というポジションは、眺めがよくてうらやましいなあとすこし思いました。
 りきさんやきねこさん、レイハルさんが来られたことを聞く。

「銀座線」11号を買う。昨年も買った文学団体です。

 2階にて。タカスギさんが店番をされている超短編マッチ箱でvol.6を購入。赤井さん、タカスギさん、佐藤弓生さん、がくしさんなど寄稿されてます。
 がくしさんはおうちの吉事につき、本日は来られていないとのこと。

 nijimuさんを見かける。ほかにもマイミクにあっていそうなものでしたが、買い物に夢中で、気がつかなかったのかもしれません。
 nijimuさんとifさん、puhipuhiさんをひきあわせる。puhipuhiさんはnijimuさんのサイトを存じてらしていて、やはり世の中は狭いですね、といいあう。

 ひとまわりして、もう一度気になったブースに行って、買ったりなどする。
 ケケさんから、歌人の石川美南さんもお店を出しているよ、といわれていたけれども見つからない。二巡してようやく歌集を発見して気がつく。石川さんも気がついてくれました。「ああっ」とはしゃいだ声を上げてくれる。ここまで再会を喜んでくれるとこちらもうれしいです。
『物語集』と『小清水さんが建てた家』と「寂しい栞」5枚セット を購入。
歌集の「砂の降る教室」は一般書店でも買えるそうなので、今度買おうと思いました。

 まもなく終了というところで、1階にもどる。ifさんは完売されたそうです。すごい。赤井さんのところは、ずっと盛況です。
 ifさんとpuhipuhiさんが話されていた。

 あの、ifさんpuhipuhiさん、もしよろしかったら、赤井さんやレイハルさんやnijimuさんりきさん石川さんも含めて、あらためてゆっくりお話しする機会を設けたりしませんか、賛同してくださるのでしたら、そうした方向に僕も動きますよ。

 楽しかったです。
 僕もまた名刺作ったり、ブログを建て直したり、しようとおもいました。作品も書かないと。

 この日、購入したものの感想は、また改めて。

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2006年11月29日 (水)

文学フリマでの戦利品

 11月12日記。

 ひさしぶりにあうひとや再会したひともいたり、そしてマイミクさん同士をひきあわせたりできて、楽しかったです。
 すごい熱気で、くたくたになった。
 詳細はまた後日。

 戦利品
(puhipuhiさんや赤井都さんからはマメにいろいろ買っているためか、この場ではほとんど買いませんでした。買うものがありませんでした。)

 ifさんの歌集「Yes,I know」

 赤井都さんのガチャポン。(北原白秋でした)

 超短編マッチ箱vol.6

 歌人、石川美南さんたちの「山羊の木」より
 『物語集』
 『小清水さんが建てた家』
「寂しい栞」5枚セット

以上がお知りあい。

 『銀座線』第11号(ここは去年も買った。)

 『猫の話』(秋山真琴さんの作品の書き出しとぱっと見た活字の並びがよかったので)
 
 『幻魚水想記』(僕も魚の視点から書いた作品があるので)

 『キワモノ』短編小説2篇。
 『残火』小説

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2006年11月28日 (火)

女が映画を作るとき

女が映画を作るとき Book 女が映画を作るとき

著者:浜野 佐知
販売元:平凡社
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 ピンク映画300本、30年間撮り続けた浜野監督が、初の一般映画として自主制作にて尾崎翠を描こうとする過程をつづった第二章「第七官界彷徨 尾崎翠を探して」そして、二作目の老齢女性の性を扱った映画にまつわる第三章「百合祭」の長い旅が、まさにムーブメントのまっただなかにいるありようがダイナミックに描かれていてとてもよかったです。
 

映画を作ってよかった。あの辛苦もこの瞬間のためにあった、とさえ私は思った。誰にも媚びない、ただ、宇宙のどこかで微笑んでいる尾崎翠にだけは恥じない映画を作ろう、そう心に決めた私の思いを、尾崎翠が受け止めてくれたような気がしてならない。」

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2006年11月27日 (月)

尾崎翠集成

尾崎翠集成〈上〉 Book 尾崎翠集成〈上〉

著者:尾崎 翠
販売元:筑摩書房
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尾崎翠集成〈下〉 Book 尾崎翠集成〈下〉

著者:尾崎 翠
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「第七官界彷徨」は秋の庭のひだまりのようにさわやかな作品でした。
 映画化された作品はまだ観ていないし、監督である浜野佐知の著書「女が映画を作るとき」も未読だけれども、映画として撮りたい気持ちは一読してよくわかりました。絵が浮かんでくるのです。
 
 人間の第七官にひびくような詩を書きたいとねがう赤いちぢれ毛の娘、小野町子とその兄の一助と二助それに従兄弟の佐田三五郎が古い一軒家で暮らす日常。町子は炊事係をつとめている。

 室内のコケや二十日大根、肥料、といったモチーフから、ときおり挿入される心象風景の描写から、滑稽さからほのかな哀愁のあるプロットまで、練られていて作品としての完成度もたいへん高いです。


映画「第七官界彷徨 尾崎翠を探して」
http://www.7th-sense.gr.jp/

西荻ブックマークでの上映会。

http://blog.so-net.ne.jp/gardenia/2006-10-12

「私はひとつ、人間の第七官にひびくやうな詩を書いてやりませう。」

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2006年11月26日 (日)

涼宮ハルヒの退屈

涼宮ハルヒの退屈 Book 涼宮ハルヒの退屈

著者:谷川 流
販売元:角川書店
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 3巻目。短篇集。4篇。
 表紙は長門さん。

 4篇とも夏のできごとで時系列としては2巻よりも前。

「笹の葉ラプソディ」の題材と構成がよい感じ。星の数ほど短篇小説を読んできた身だけれども、こうした口あたり風味の作品ははじめて読みました。泡盛のライム割りみたい。この短篇で慎重に張られた伏線がほんとうに活きてくるのはこの先を読んでいってこそ、なのでしょう。きっと。

 ハルヒはつねに物語の中心にいるにはいるけれども、しかし、いまのところの図式だと実能力といい、存在感といい、神秘性といい、長門さんのほうがはるかにうわまわっていると思うが、どうなんだろうか。これでいいのかな。

 続刊に期待がもててきた。

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ふたりジャネット

ふたりジャネット Book ふたりジャネット

著者:テリー・ビッスン
販売元:河出書房新社
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ポップでキュートな味わいの短編集。
 まるで中国の民話みたいな「熊が火を発見する」や、ショート・コントの「アンを押してください」、万能中国人ウィルスン・ウー・シリーズなど、どの作品も洗練されていていい感じですが、なんといっても表題作「ふたりジャネット」が傑作です。

「ふたりジャネット」
 読み終えてもなにがなにやらわからない。
 ママの特殊能力には結局何の意味があったの。
 ジャネットがふたりいるのはどうして。ユングの共時性。あるいは意味のある偶然の一致ということかな。
 それとも、そんな難しく考えずにもっと純粋に楽しむべきか。
 何回読みかえしてもわからない、そんな混乱がとても楽しいです。

 おすすめ。

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レイハル☆ヴォイスコレクション2006レポ

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11月4日 18時から

 歌人の玲はる名さんことわれらがレイハルさんの朗読会。
 
 開演の一時間前の18時に会場のですぺらに到着。
 今回の朗読会のディレクターである、秋月祐一さんとお会いする。
 秋月さんとお会いするのは、ちょうど2年前のおなじくレイハルさんの朗読会のとき以来です。
 レイハルさんは赤い衣装を着ておられました。朗読のときは高い椅子に腰掛けたかたちで、裸足でした。
 耳あての赤いヘッドフォンをして、ノートパソコンにつないでいました。
 僕は受付および、集金の担当なので、お店の外に簡易テーブルを作ります。レイハルさんからお客さんに渡す朗読用のテキストを受け取る。
 すでにここにこられるまえに新宿のスタジオで練習はされてきたそうですが、ですぺらでも音響テストとともに、リハーサル。
 受付でお客を待ちつつ、テキストをぱらぱら読んでみます。あれ、平井功の詩がないな。
 そんな折に、りきさんが来られました。りきさんが平井功の詩の部分をそのあとコピーをとりに行きました。
 18時30分を過ぎたあたりから、来客が見えてきます。みおぼえのある方、お名前はかねがねなかた、そしてマサトクさん、旅人さん、まきまきさんのレイハルさんのご友人も来られます。旅人さんは、ですぺらがはじめてのまきまきさんのお店までのエスコートをしてくれました。

 予定していた人数がそろったところで、開演。僕も店のなかにはいります。
 朗読されるレイハルさんのまわりのほかの照明はほとんど消されていて、ひっそりしており、店内のむきだしの壁もわずかな灯に映えていて、まるで洞窟か、地下酒蔵にいるかのようです。
 そんななかで、朗読がスタート。
 レイハルさんの詩から。朗読とはいっても時おり叫び声に近いくらいの感情のぶつかりが起きうるところはまさにレイハルさんならではの凄みと痛痛しさが突きつけられてきます。
 詩のボクシングの予選大会のときにも読まれた、短歌集と詩の朗読も披露。
 そのあとはレイハルさんの詩のボクシングのときのエピソード等のトークです。

 ここで休憩。
 詩のボクシングの神奈川予選大会の話も出て、レイハルさん、マサトクさん、僕とのあいだには優勝候補だった詩歩ちゃんファンのトライアングルができていて、もりあがったりする。まきまきさんにマサトクさんが詩のボクシングについて丁寧に教えていました。
 第2部開始。
 平井功の詩の朗読。
 レイハルさんより、平井功という大正の終わりから昭和のはじまりに活動し、26歳で夭折した詩人の説明。横顔写真も披露。色黒の美形です。平井堅にも似ているなんていう声も。
 平井功は妻子ある身でもあったのだけれども、孤独ということをひとよりも強く感じていたのではないか、というレイハルさんからの感想。
 そして、朗読です。
 詩3篇。
 聞いてみると、時代による色あせをほとんどかんじることなく、そしてつむがれることばは美しいです。

 最後は、レイハルさんの詩の朗読です。
 閉演時は大拍手が店内に起きました。

 レイハルさんから、この日の出席者の紹介。朗読つながりの方、歌人さん、「某」のつながりの方、古くからの友人、といろいろです。
 最後はですぺらの店主から、平井功の改めての紹介です。

 このあとは、一度会を閉めて、歓談のひとときになります。

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涼宮ハルヒの溜息

涼宮ハルヒの溜息 Book 涼宮ハルヒの溜息

著者:谷川 流
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 2巻目。
 文化祭でハルヒが「超監督」として、映画を撮る話。
 テレビで放映されたアニメの第一話がこれなのだね。

 展開としては中だるみ気味で、1巻の憂鬱のときほど求心力がない。あと、公園や神社の風景描写がおそまつ。
 謎の提示はうまい。

 でも、ハルヒ身勝手すぎ。
 これじゃ好きになれねえよ。

 続刊も読むけど、正直、まとめ買いしなくてよかったと思った。

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三国志〈第4巻〉

三国志〈第4巻〉 Book 三国志〈第4巻〉

著者:宮城谷 昌光
販売元:文藝春秋
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 第3巻は、孫堅死ぬな、死ぬな、おおぎりぎり死ななかったか、というところで終わるので、4巻の巻頭は孫堅の死からはじまる。

「孫堅にあたったのは矢であったのか岩であったのか。この清風を感じさせる英雄はここでいのちを失った。」

 三国志の物語を読むたびに、どうして孫堅ほどの英雄がこんなはじまりのところで、こんなにつまらない死に方をしなければならないのか、いつも不思議だ。
 そのあとは、孫堅の遺児、孫策に話が移る。少年孫策と無二の友、周瑜との交流ぶりがさわやかでいい感じ。周瑜は「萌え」要素があるキャラクターに描かれていて、今後が楽しみ。

 人の材を愛する曹操は黄巾軍を武力ではなく、ことばによって下し、青州兵という強大な軍事力を手に入れるが、かけがえのない友の鮑信をうしない、夜空を見上げて、泣く。
 このさき、参謀を失うたびに、この曹操はどのような反応を見せてくれるのだろうか。

 父を殺され、徐州への遠征に向かった曹操の隙を突いて、陣宮は呂布を招き入れて謀反を起こし、曹操の本拠地エン州の八十城のうち、七十七城をまたたくまに落としてしまう。残された三城を留守を預かる荀彧、程イク、夏侯惇、そして韓浩が死守する、「三城」の章は手に汗握るほどで、読みごたえあり。

 巻末章の献帝の決死の洛陽への逃避行は、少年皇帝を護りぬいた臣下のひとりひとりについても、丁寧に触れられています。

 いよいよ、曹操大躍進。

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涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱 Book 涼宮ハルヒの憂鬱

著者:谷川 流
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 先日、友人のマサトクさんの家で夜を徹してぶっつづけにハルヒのアニメーションを観た。

 かたわらで、マサトクさんのハルヒ愛のこもった解説を一心に聴きながら、1話から観てゆきました。1話からといってもハルヒのアニメは話のカウントが変則なので、数えるのもひと苦労なのですが、まあ、ともかく8話くらいまで観ました。
 おもしろいよ、ハルヒ。
 細かいところまでよく作りこまれているし。

 知らなかったころは、涼宮ハルヒという美人でスタイルもよくて頭脳優秀だけど唯我独尊な性格の強烈な女子が騒動を巻き起こしつづける学園もの、というくらいの認識しかなかったけれども、マサトクさんの多大なる情熱をこめた雄弁を耳にしているうちに、次第に物語の全貌がつかめはじめ、時空間を超えて、ついには宇宙の果てまでたどりつくような振幅をもった構成であり、それでいてやっぱり一見は学園もの、であるみたいなことがわかってきたよ。

「原作とあわせて読むとこのアニメーションがひじょうに洗練されていることがわかる」とマサトクさんがかなりの熱をもって力説されていたので原作読んでみました。

 あいやいや、たまげたよ。
 構成とてもよいよ。謎の出しかたもよいし。
 これはそろえて読まないと。

 されど、キャラクターとしてはハルヒより長門さんのほうが好きだと思った。

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西荻日記

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2006年7月13日記す。

 そんなわけで杉並区の西荻窪に転居してきました。

 いやあ、西荻すばらしいです。
 そばはおいしいし、揚げたてのコロッケはいつでも食べられるし、とかく食べ物では困ることがありません。
 雑貨の店や、ギャラリー、アトリエ、カフェもあちこちにさりげなくあるので、歩いているだけでも楽しいです。
 なによりも、古本屋や書店があちこちにあるところがいい。
 しかも、かなり夜遅くまでやっている店が多いのです。23時までとか。
 22時過ぎに帰ってきても、古本屋のはしごができるという、この楽しさ。書痴の愉楽ここにきわまれりです。
 ああ、こんな街で暮らしてみたかった。

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