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2006年11月27日 (月)

尾崎翠集成

尾崎翠集成〈上〉 Book 尾崎翠集成〈上〉

著者:尾崎 翠
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尾崎翠集成〈下〉 Book 尾崎翠集成〈下〉

著者:尾崎 翠
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「第七官界彷徨」は秋の庭のひだまりのようにさわやかな作品でした。
 映画化された作品はまだ観ていないし、監督である浜野佐知の著書「女が映画を作るとき」も未読だけれども、映画として撮りたい気持ちは一読してよくわかりました。絵が浮かんでくるのです。
 
 人間の第七官にひびくような詩を書きたいとねがう赤いちぢれ毛の娘、小野町子とその兄の一助と二助それに従兄弟の佐田三五郎が古い一軒家で暮らす日常。町子は炊事係をつとめている。

 室内のコケや二十日大根、肥料、といったモチーフから、ときおり挿入される心象風景の描写から、滑稽さからほのかな哀愁のあるプロットまで、練られていて作品としての完成度もたいへん高いです。


映画「第七官界彷徨 尾崎翠を探して」
http://www.7th-sense.gr.jp/

西荻ブックマークでの上映会。

http://blog.so-net.ne.jp/gardenia/2006-10-12

「私はひとつ、人間の第七官にひびくやうな詩を書いてやりませう。」

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