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2008年1月27日 (日)

言壺 赤井都豆本個展@高円寺ノラや

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 先日、高円寺にいった折りにノラやへ。
 赤井都さんの小説雑貨の豆本個展会場なり。
http://miyako.cool.ne.jp/kototsubo/index.html

 アンケートに答えて豆本カタログを入手。
 先日の東京新聞掲載記事のコピーも展示されています。
 展示されている豆本は、赤井さんとの交友も長い僕にとっては持っているもの、ワークショップで作ったものも多かったですが、新作もありました。

「淑女のノート」「紳士のノート」
 特製函入りで布装で名前の通り非常にシックで大人仕様の豆本です。もっと詳しく見たい方は上記の赤井さんのサイトからご覧になれます。
 収められている作品のなかでは「泉のほとり」が好きでした。

「言壺 赤井都 豆本カタログ」
 豆本作家赤井都さんの制作年代順に作品が紹介されています。きちんと作成年代がわかるように作品個個にコードナンバーが振られているのですね。古い作品には懐かしいものも感じられます。
 僕も何度かしたことのあるガチャポンはマシンとともに各所を移動し、もう1,000球以上も落とされているとのこと。というかガチャポンにも単位があることを不覚にもはじめて知りましたw

「朝の土から拾う」は品切れだったのか見かけませんでした。

 ノラやのかたからうかがって、赤井さんの豆本製作過程の展示も見させてもらいました。赤井さん手書きの文字から製作の途上における苦悩や試作のようすがうかがえて興味深いです。
 おどろいたのは、世界の豆本コンペティション受賞の賞状が展示されていたことです。V2であるゆえに、2枚掲げられています。すばらしい。


 開催は2月末日までです。

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2008年1月26日 (土)

島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ。』

大きな熊が来る前に、おやすみ。 Book 大きな熊が来る前に、おやすみ。

著者:島本 理生
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 去年からこの著者の本をデビュー作から刊行されている順に読んでいるのだけれども、一作ごとに趣向を異にしたり、技巧的にもすぐれたものを用いるようになってきたり、全体をとおして小説としてうまくなっているので、追っていてすごい楽しい。あと2冊読めば、刊行されているぶんは全部読んだことになる。

 「大きな熊」は中篇が3つ収められている。

 表題作は変わったタイトルだが、これも新趣向で、いままでのこの著者は扱ってこなかった題材が採られていて、なかなか新鮮。

 自分の好みとしては次の「クロコダイルの午睡」がよかった。島本理生の描く主人公はどちらかと言えば地味な人が多いけれども、この作の、「私」が夜中に自転車を半泣きで走らせる場面のカッコ悪さはたまらなく共感できた。作品としても技巧がさえていて、物語がどちらに転がってゆくのか容易に予想ができなくて、楽しめた。

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2008年1月24日 (木)

宮城谷昌光『三国志』第六巻

三国志 第6巻 (6) Book 三国志 第6巻 (6)

著者:宮城谷 昌光
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ネタバレありです。


 第五巻まで読んで、全体の方向性がつかめない印象なので、つづきを読むのはやめようかと思っていたけれども、いざ最新刊が刊行されると、読んでしまうところが三国志バカのバカたるゆえんですw


 袁紹を倒し、中華最大の実力者となった曹操。
 多くの三国志物語がそうであるように、この三国志でもこのあたりにさしかかると、全体の進行がゆったりになります。
 そして、いよいよ孔明こと諸葛亮登場。
 宮城谷孔明は政治や外交にそつのない青年に描かれていて、孔明がかくありたいといっていた『楽毅』や『管仲』という作品を著してきたこの作者として、きわめて自然な、さもありなんという孔明に描かれかています。
 ちなみに『楽毅』は傑作。『管仲』はあんまりおもしろくな(ry


 しかし、この巻で孔明以上の異彩を放つのは、だれあろう曹操の軍師、郭嘉であったりします。
 袁紹の二子が北の異民族烏丸を頼って逃げ延び、南には孫呉と劉表のもとにいる劉備がいるという緊迫した状況下、謀臣のなかでただひとり北への大遠征を進言する郭嘉の卓絶した洞察力をしめす曹操との対話は宇宙の深淵が垣間見られるかのような大迫力です。
 初登場のときから、郭嘉の個性はとにかく強烈でした。この三国志がどこまでつづくのかはまだよくわからないけれども、この郭嘉を超える存在感を放つ人物はもう出てこないのでは。
 しかしながら、烏丸討伐の長雨がたたり、郭嘉は三十八歳の若さで夭折してしまいます。覇業半ばにして稀代の頭脳を失った曹操は赤壁にて、郭嘉がいたら、と嘆息する。


 赤壁の戦いのあとには孫呉との激しい争奪戦が繰り返される合肥での攻防が描かれ、奇策をもって呉を撃退する蒋済が登場します。今後の鍵人物になることをほのめかすような書かれかたなので、再登場が楽しみ。


 この巻のラストは劉備の荊州の南部制圧がはじまり、なかなか興味深い展開ですが、何年後に続刊が出るのかと思うと、それまで細かいところをおぼえていられるかな、と不安です。


 おまけの三国志外伝もおもしろい。外伝もっと書いてほしい。

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2008年1月22日 (火)

第19回西荻ブックマーク ザ・メイキング・オヴ「足穂拾遺物語」イベント(スタッフ日記)

1/20(日)

 西荻ブックマーク、スタッフ日記。
 15時半。北尾トロさんの事務所へ。
 搬入作業開始。会場であるスタジオのマーレに向かう。
 会場設置開始。机と椅子を並べる。
 撮影担当のカメラマンの方にまで手伝っていただいて恐縮のかぎりでした。 

 16時半。受付開始。お客さん来はじめる。マイミクやお知りあいの来場が多い。はじまるまで立ち話もしたりする。
「足穂拾遺物語」のポスターをほかのスタッフともども貼る。お客さんの前なので、恥ずかしかったよ。

 17時半ごろから、イベント開始。
 受付の周囲にいたので、会場のようすはちら見程度なので、詳細は書けません。
 木村カナさんによる司会進行で、ところどころ客席から笑いが起きたり、お客さんも話に加わったり。途中、ポスターが剥がれ落ちる瞬間があり、肝が冷えましたが、木村さんによれば、あれがきっかけでほぐれたところがあったらしい。
 客席もほぼ満員で、盛況のうちに20時少し前に終演。

 撤収作業、搬出開始。
 夜道を台車を押してトロさんの事務所までゆく僕がいました。
 事務所で信愛書店の方とも話せたりする。

 音羽館にカメラマンの方が本日撮影した画像を届けに行く。店主がバックアップを取ってくれる。

 打ち上げ会場のカムラッドに着いたのは。9時を回っていました。
 本日の企画であり、司会進行もつとめていた木村カナさんがいい表情をされてました。ひとつのことを確かに成し遂げた充実ぶりが満面にあらわれておりました。
 
 労働のあとのビールはうまいと思った。
 川上未映子さんの話題も出て、世のなかは本当に狭いなと思ったりする。

 いろいろご挨拶したりする。お客さんにいいイベントでしたといわれると疲れも飛びます。
 12時ごろ。解散。へろへろです。

 ご来場くださったみなさん、まことにありがとうございます。
 ばたばたしていて、いろいろいたらないところも多かったと思いますが、またご興味のあるイベントにぜひいらしてください。

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