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2008年8月28日 (木)

京都イベントレポ(その3)

 8/24 14:30

「小さな小さな怪談の宴」
 てのひらまわりだけかと思いきや、結構子連れのお客様も多く、一般の方も多い模様。これには東さんも想定外だったらしく、はじまってからいささかあわてて「てのひら怪談」の説明などもあわただしい印象ながらもありました。お客さんの反応もいまひとつだったので、これはいささか告知がうまくいっていなかったのでは。

 僕はヒモロギさん、海百合さんの近くでした。黒さんと田辺さんがうしろに。田辺さんは衣装が肌の見えているところが多いので、まぶしくて目のやり場に困りました。山下画伯はスケッチブックになにやら描いておられました。

 田辺さんがお化け屋敷ゆきたい、とのことで、有志も募ったりしたのだけれども、時間がなくて結局いけなかった。

 宴の始まり。東さんが司会。加門さん、福澤さんが並びます。そのお隣に、森山東さん、超短編代表のタカスギシンタロさん。
 話題はやはり、というべきか、先日結果発表され、選考のようすもアップされたbk1の怪談大賞についてです。会場にはbk1の方もいらしてました。ポプラ社の斉藤さんもおられます。

 選考レポでの激怒ぶりがきいたのか、すっかり怖いひととしての印象が定着した加門さんですが、詳しい説明がなされます。700を越す作品のなかからの短期間での選考のたいへんさが、語られます。選考会直前に気絶しながらおこなった東さん、遠くから駆けつけてくれた福澤さん、まことに頭が下がります。

 途中から、平山さんも参入。こっそりbk1の怪談大賞に応募していた話題が出ます。選考では「平山作品の影響を受けすぎで、オリジナリティに欠ける」と評されてしまった由。平山さん苦笑い。昨日の宴のカメレオンのよりちゃんのお話といい、この二日間で平山さんのファンは急増なのでは。

 平山さんが、次があるために退場され、われらが勝山海百合さんも呼ばれて壇上にあがります。著作の宣伝なども。それにしても初の単著が出たばかりとは思えないほどの落ち着きぶり、ベテラン作家のなかにあってもこの貫禄ぶりはどうでしょう。

 途中、bk1の怪談対象の今後についての重要なお話なども出ました。本を買わせていただきます。
 今回、優秀賞を受賞された超短編出身の白縫いさやさんについても言及がされます。タカスギさんから白縫いさやのご紹介。超短編とゆかりが深いかたでは、松本楽志さん、不狼児さんのお名前も出ます。

 宴の一部が終わり、一般客が退場されたあと、関係者のみで二部がはじまります。壇上には、黒さん、田辺さん、勝山さんが並ばれます。総合司会は一部より続いて東さん、副司会として門賀さん。

 話題はasta*でも出たてのひら作家よりデビューしたみなさんの近況など。蛙のかぶりものをかぶってしまう田辺さん。超短編がらみの話題も出ます。
 伸縮怪談の優秀作の発表。勝山さんの作品も入っています。

山口萩雄「落花」
勝山海百合「マコの恩返し」
金子みづは「波間で、手を振るように」
亜紅「空気の違う人」
告鳥友紀「歯のある日常」
行一震「闇の奥の階段」
坂巻京悟「万年氷」

 勝山さんの作品は、ヒモロギヒロシを意識した向きもあるそうです。
 ヒモロギさんも壇上にいてもおかしくはなかったぞ。

 書いても構わないと思いますが、山口萩雄とはタカスギさんの変名です。
 田辺さんも、巫女好きとしてヒモロギさんをライバル視しているという話も。巫女さんも最近はおかしなファンもついて、警備も厳重になったのだそうです。巫女になるにも年齢制限があるという話から、熟女とは幾つからか、というそれはそれで興味深い話題にもなりかけましたが、脱線しているということで本題に戻りました。まあ、本題といっても巫女萌えの話題ですが。ちなみに東さんには巫女属性は皆無だそうです。小声でいいますが、僕も巫女好きです。ヒモロギさん、田辺さんには遠く及ばないですが。

 山下昇平画伯も途中より加わります。壇上に手首のオブジェが。賞賛の声が。でも、山下さんからしてみれば、文章にして怖さをあらわせる作家のみなさんのほうがすごい、というご意見でした。

 ほかにも、書き手としては、短いものと長いものはどちらが得意か。という門賀さんからみなさんへ呼びかけ。圧倒的に短いもののかたのほうが多かったです。
「では、長いもののほうが得意というかたはおられますか」
 ちらほら手が挙がります。恥ずかしながら僕も挙手してみます。
 違和感ありげな門賀さん。「では、長いもののほうが得意なのに、どうして掌編も書かれるのでしょうか。そのあたりひとりひとり、うかがってみたいと思います。お名前とご意見を聞かせてください」
 えっ、そう来る。そうとわかっていたら、手を挙げなかったものを。おろおろ。挙げられたのは四人みたいです。うろたえていたので、最初の方がどなたなのかおぼえていません。すみません。
 前のほうから、答えられてゆきます。GIMAさんこと中島さんも答えられます。じぶんの番が来ても頭のなかはまっしろなまま。もともと僕はアドリブに弱いのです。
「では次の方」
 そう呼ばれても、僕はおろおろしてます。
「添田さんですよ」
 壇上より、門賀さんが、にらんで、いえいえ、見つめておられます。
 僕はろくに口もまわらないままに、名乗り、おたおたと答えます。反応があまりないところから察するに要領の得ない答えだったのでしょう。
 おおむねこういう答えをしたかったのですが。

・「てのひら怪談」以前から、オンライン上に発表していたときより、掌編から長編までを自分は書いていた。
・掌編も短編も長編も読むのも書くのも好きである。しかし、書くのはいずれにおいても大いに未熟である。
・それでも、掌編においては掌編でしか、長編ならば長編ならでのよさと特色があり、それぞれの長さでしか、表現できないものもきっとあると信じている。
・そうした長さによる、文芸の特色を今後も追求してみたいと思っている。

 うーん。これだけのことをその場で理路整然といえていたら、僕の人生もきっとこれまでちがったものになっていたことでしょうにw
 ただ、100枚で長いとか最長とかいわれると、やや違和感をおぼえます。
 このあたり、いずれ稿を改めて考えてみたいと思います。

 そのあとは鈴子さんから颯爽とした回答が。挙手された4名のなかではいちばん溌剌と答えられていたのではないでしょうか。

 質疑応答。威勢よく秋山さんが挙手されます。かつて西荻でのイベントでも真っ先に手を挙げられてたすがたとかぶります。
 そのあともいくつかのやりとりが。

 宴がはねたのちは、ぐっとくだけた感じでくつろぎます。山下さんとタカスギさんをお引き合わせて、暗躍してみます。山下さんが書かれていたのは、お店のPOPでした。ああ、あれ山下さんの手によるものだったのですか。五十嵐さんにたなかなつみさんを紹介していただく。吉野あやさんとご挨拶。6歳の息子さんが今回のbk1怪談大賞にも応募されたのだそうです。なんとも。 色白美青年で指先もきれいな腑楽さんのそばには女性が集まってきていました。僕は鈴子さんにいまのブログを教えたりして、久闊を叙してみたり。山下さんのTシャツを着た岩里さんはみなさんに栞を配っておりました。勝山さんは、作品の表紙がプリントされたチロルチョコを配っておられます。

 会場を出ると、高原夫妻登場。佐藤弓生さんは黒猫のお面を頭にかけていました。なんともかわいらしい。タカスギさんと引きあわせたりします。弓生さんは、ヒモロギさんの怪談大賞の佳作入選作「トロイの人形」がたいへんお気に召したそうで、ヒモロギさんに熱を込めて、お話をうかがってました。周囲も含めて、盛りあがってました。僕は勝山さんからサインをいただいたりしました。為書きには頼んだわけでもないのに「そえタン」とあります。見せびらかして自慢します。「おおっ、めっちゃフレンドリーではないですか」

 そのあとは、帰還組と第二部イベント参加組、今日は京都にお泊り組みにと別れます。

(つづきます)
【門賀美央子さんより、記述のまちがいを指摘されまして、一部訂正しました】

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